オルソケラトロジーで視力回復

視力の回復

 

オルソケラトロジーに使用されるコンタクトレンズは、夜寝ている間に装着することも可能であるため、昼間は裸眼でも大丈夫です。つまり、夜寝ている間にコンタクトレンズを着用していれば、昼間はメガネもコンタクトレンズもつける必要がないのです。

 

 

さらに、定期的に目薬を差したりする必要もありません。オルソケラトロジーはレンズの圧力によって角膜の形を変形させるため、まぶたを閉じた状態の方が効果が高くなります。つまり、寝ている間にこそ最大限の効果が発揮されるため、夜寝ている間の着用を薦める医師が増えています。

 

 

また、夜寝ている間には眼にゴミや異物が入る可能性が少ないため、安全性も高まるということも関係しています。したがって、基本的には昼間は裸眼で大丈夫なのです。

 

 

ただし、これは治療を始めてから1~2ヶ月経って、その効果が安定してきた人の場合です。治療を始めた直後というのは、レンズによるクセづけがまだ弱く、夜遅い時間になると視力が落ちたり光がぼやけてしまうこともあるので、その場合には度の弱いメガネをかけたり使い捨てのコンタクトレンズをつけて、一時的に視力を補う必要性があります。

 

 

また、強度の近視の人の場合には、視力が1,0程度まで回復しないこともあるため、オルソケラトロジーである程度の視力を回復した上で、さらに度の弱いメガネを併用するようになることもあります。このようなケースも稀にありますが、軽度から中程度の近視の人であれば、ほとんどの人がオルソケラトロジーによって裸眼で生活することが可能になっています。